これまでの会の主な活動として、平尾台の保護を始め、長崎街道木屋瀬宿西構口遺構、東田第一溶鉱炉、中世の長野城、旧安川邸の洋館の保存要望など、本市に残る貴重な天然記念物や文化財の保護に対する市への強い働きかけが上げられます。
もう一つ本会の活動で上げなければならないのは、創立30周年、40周年、50周年と10年毎に『ふるさとの歴史と文化財』、『北九州市の文化財随想』、『北九州歴史散歩』(豊前編)(筑前編)を出版してまいりました。特に創立40周年の翌年には、市教育委員会からの依頼による『北九州市郷土史跡ガイドブック』を編纂、発刊いたしました。
本会は谷伍平市長肝いりで発会した経緯から、常に市とともに文化財の保護活動を行ってまいりましたし、これからも市とともに文化財保護活動を行ってまいります。
そして会員相互の研究の発表の場として年2回発刊の『会報』、さらに年数回の市内史跡巡りを始め、他県史跡見学のバスハイク、年6回以上の歴史講演会、鏡や勾玉などのものつくり教室、令和5年度からは「古書(歴史・文学)交換市」を開催するなど、市民が歴史・文化財を通して郷土に興味を持っていただくための活動を行っております。
なお当会は平成29年に任意団体から公益を目的とする特定非営利活動法人に生まれ変わりました。これからも今まで以上に市民の文化財に対する理解を深めるため観光振興、文化財の活用を進めてまいりたいと考えておりますので、我々と共に活動してまいりませんか。ご入会いただければ幸いです。
理事長 宇野愼敏